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\SAS5期スクール日記・圃場実習 DAY2・9月26日開催/

はたけの学校日記

2020.9.27(日)

9月26日土曜日は、いかすの畑の学校、通称SAS(サス)の圃場実習2日目!
雨が降ったりやんだりの、農業にはつきものの1日でした。
今日も、いかすの若手研修生のみやtt&Maiちゃんを通じてレポートします!

 

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SAS総合コース5期、圃場実習Day2は生憎の天気で、雨が降ったり止んだり。
途中で雨宿りの時間を取りつつも、「白菜の定植」と「玉ねぎの播種」を行いました。
今回は「白菜の定植」をする際のポイントをいくつかピックアップ。

 

〇定植前に育苗セルトレイを水にたっぷりと浸し、培土の中の空気が抜けるまで水を浸透させる「ドブ漬け」という作業を行います。
定植する2時間程前にこの作業を行う事で、苗の葉先まで水分が行き渡り、定植後に苗が萎れたり枯れたりするのを防ぎます。

 

〇定植予定の畝はQホーや鎌で初期除草をしておき、雑草の繁殖を防ぐ。

 

〇根鉢が活着しやすいように、植穴を適度な水分量にしておく。
(場合によっては事前に灌水を行う)

 

〇セルトレイから苗を外す際は、トレイを垂直に立てて底面を指で押し、苗を浮かせてゆっくり外す。根鉢を崩したり、トレイを潰さないようにする。

 

〇定植時、根鉢と土を指で圧着する際は、根を傷つけないようにする。

 

〇マルチを使っている場合は、定植した後に植穴に軽く土をかけて隙間をなくし、空気の通りを防ぐ。この時、苗の生長点は隠れないようにしておく。

 

…雨で土がぬかるみながらも皆で黙々と作業を進め、約720株分の白菜の苗の定植が終わりました!

 

 

作業の中断中やお昼休憩の後は、講師のうっちーさんへの質問タイム。
様々な質問が飛び交い、とても学びになる時間になりました。

 

中でも印象に残った話が、「病気の要因」。

 

虫や病原菌などの「主因」、作物の性質である「素因」、環境条件による「誘因」。
この三つが重ならないようにする事で、病気に強く健康な作物が育ちます。
これは作物だけに限らず、人間に置き換えても同じこと。
『人が健やかに生きる為のヒントが、農業にはある』

 

まだまだ分からない事だらけですが、引き続きスクール生の皆さんと共に学びを深めていきたいと思います!

 

by みやっち

 

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圃場実習Day2は、あいにくの雨で一日中降り続き寒かったです。小雨がしとしとと降り続ける様子は秋雨そのもので、だんだんと秋が深まっているなぁと感じました!

 

◇実習内容◇
①ブルーベリー畑でオリエンテーション&準備体操
②苗のどぶ漬け説明(定植前の白菜)
③白菜の定植
④玉ねぎの播種

 

◇苗のどぶ漬け◇
どぶ漬けとは、塗装方法や糠味噌漬を指す言葉ですが農業のどぶ漬けは、苗を水が入った船などにたっぷりと漬けることです。苗の定植前にどぶ漬けすることで、根や葉に十分に水を行き渡らせることができまた、土がしっかりと水分を含むことで畑の土に活着することができます。苗と畑の土に水分の差があると根が活着しにくくなり、枯れてしまうこともあります。
どぶ漬けは定植する2時間前がベストタイミングです。

 

*Step1.
綺麗な船(病原菌を持ち込まないため)を用意し、水を溜め、EMを1000倍に希釈する。
*Step2.
苗をトレーごと漬け込む。

 

土から空気が抜ける泡が出てくるので、無くなるまで漬け込むのがポイント。無くなったら空気が抜け十分土に水が染みこんだ証拠です!

 

◇玉ねぎの播種◇
今回私は玉ねぎ播種藩になりました!

 

途中雨が強くなり中断しましたが…(泣)
玉ねぎは、直播きと育苗してから定植する2パターンがあります。直播きだと作付けの準備を早めに取りかかる必要があり手間を省くため、育苗してから定植のパターンの栽培方法になります。

 

今回播種する品種は「ケルたま」というもので、晩生(遅く成熟する作物)の玉ねぎになります。

 

だいたい9月の中旬ぐらいに播種を始め、11月の中旬から最後の週で定植する作付けスケジュールが良いそうです。あまり遅くなりすぎると霜が降り浮き上がるので注意が必要になります。

 

★ケルたまの特徴★
体内で発生した活性酸素(フリーラジカルともいい、不健康な生活などで過剰発生する。肌や体を老化させたり病気にかかりやすくなる)を取り除く機能性成分「ケルセチン」を秋まき玉ねぎ「ネオアース」の1.5倍含むそうです。ケルセチンの影響でスープや煮物にすると甘みが引き立ちます!

 

玉ねぎは調理しやすい食材の一つでもあるので、生活が乱れがちでなかなか自炊ができない、苦手な方にオススメの食材だと思います。

 

*Step1.
手撒きのパターンで播種をしました。
四角形の木材の角で播種溝を作っていきます。
溝の間隔は大体10センチの間隔で作っていきます。

 

*Step2.
種は1センチの間隔で筋状に撒いていきます。

 

*Step3.
播種溝の両サイドに手を添えるような形で
すっと撫でていくと覆土されます。
覆土したら上から手のひらで少し力を加えてん圧をかけていきます。

 

*Step4.
最後に籾殻を撒きます。保湿効果。
※雨が降り途中で中断した理由として
土が雨に叩かれると硬くなり発芽する条件が悪くなることと、種が雨に濡れると撒きづらくなったり
使わない種を戻すときに濡れている状態だと
発芽してしまう可能性があるため。

 

◇雨のため作業中断になり早めの昼食をとりましたが、師匠うっちーさんへの質問タイムがStart!
その中で気になったことをピックアップします。

 

①育ってきた環境が違うから、好き嫌いはイナメナイ…
前の日誌にも書いたかもしれませんが、作物の育ってきた環境は苗が小さいときにほどその性質が出やすいので、育ってきた環境、歴史と起源を学ぶことの重要性を今一度再確認しました!

 

②病気の原因
病原菌や害虫などの「主因」
作物の性質の「素因」
環境条件による「誘因」

 

それぞれが小さな丸い円だとして、円が互いに重なり合ったときに病気が発生します。
なので、それぞれの円を小さく抑えることで病気にかからない強い作物を育てることができます。
作物に限らず人間関係などに置き換えても同じだなぁと思いました。
今回は犬に例えてみようと思います笑

 

●主因
ダックスフンドという犬種を飼っていますが、胴長で足が短くヘルニアになりやすい犬種です。
常に腰に爆弾をこさえてるような感じです。

 

●素因
とにかくやんちゃで走り回ることをやめません笑
先日はツメを怪我して大量出血しました…

 

●誘因
家具が多くまた、犬のおもちゃが散乱してる状態です。

 

おそらく何にも対策を取らずにいたら、もれなくヘルニアやまた怪我をすると思うので、
それぞれの円を小さくするためにまずは
家具やおもちゃの整理をし、走り回っても怪我しないような環境を作り
走り回らないように、散歩や一緒に遊ぶ時間をつくり落ち着かせます。
そして、ヘルニアにならないようにペットマッサージを今度学びにいく予定です!笑

 

あまり例にならないかもしれませんが、
主因、素因、誘因はどんなことにも当てはまるので
物事を観察するときにこの3つを意識してみたいと思います。

 

まい

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