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\SAS4期スクール日記・DAY12・7月4日開催/

 

緊急事態宣言が解除され、楽しみにしていた圃場実習のはずが

季節は梅雨 生憎の雨模様のため

今週も、オンライン講義となりました。

講義は、作物のポテンシャルを引き出す「植物生理」の続きと「育種」です

「植物生理」は環境制御と栽培管理です。

ハウスで育苗する際の環境制御の優先順位は

制御しにくい 光 温度 水 風(空気)です。

でも、植物にとって心地よい環境とは?

植物と人間は環境の感じ方が違うんです。

人間が心地良い時は乾燥しすぎてるかも

作物が好む環境を作ることが大事になってきます。

(ちなみに「飽差」という指標があり、適正な飽差は3〜6g/1㎥です)

栽培管理も作物の状況に合わせて行うことが大事です。

施肥や追肥は、作物がお腹が空く時に行わないと

梅雨時なんかは、光合成しづらいのでメタボになってしまうことも

葉が少し枯れてきたとか、黄色なってきたとか

作物を良く観察することで、どの養分が足りないかを見ていけます。

また、肥料を使わなくても施肥効果が出せます。

中耕除草で乾土効果、空気施用で養分生み出したり、芽かきや収穫の仕方で

シンクを軽くする方法もあります。

いろいろな管理方法があり正解はありません

作物を日々観察して、ポテンシャルを引き出すことが重要なんですね。

「育種」も作物ポテンシャルをあげる重要栽培技術です。

品種の安定性を高めるには、メンデルの遺伝の法則を用います。

一度は聞いたことがある?法則ですね。

継承させたい形質が良い物を選抜して、採取をしていきます。

それを数年繰り返すことで、安定した種が作れます。

また、良い品種でも育てる地域によっては、合わない物もあります。

地域にあった物を選ぶということも大事です。

良く作物を観察して、

作物が心地よくなる管理をしていけたらと思います。

次回は、圃場で観察だ!

“be organic.”な世界、
共に創りましょう。

未来の地球と
子どもたちのために。

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