【農をまなびませんか?】
いかすニュース, すべては仮説。ーいかす代表・白土たかしのブログ
2022.2.6(日)
有機農業、という言葉を知っていますか?
と聞かれれば、日本人のほぼ100%の人が知っていると思うんです。そして、どちらかといえば、ポジティブな印象があると思います。
では、有機農業のシェアはどれくらいでしょうか?
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0.5%なんです。
こんなにギャップがある業界やサービスって他にあるんでしょうか?
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では、なぜ、このギャップがあるのか?
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いろいろな理由があるといわれています。
流通コストが高いからだ、と言われたり、
消費者が「きれいな野菜」を優先に考えているからだ!と言われたり、
おいしい有機野菜がないからだ、と言われたり。
などなど
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結局のところ、「美味しくて綺麗な野菜」が少ないからだと思っています。
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美味しくて綺麗な有機野菜が増えれば、消費者は喜んで買うわけです。
買う人が増えれば、流通量が増え、価格も下がっていくはずです。
量が増えていけば、流通コストも下がり、さらに価格も下がります。
どんどんシェアがあがっていきそうですね。
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では、なぜ、「美味しくて綺麗な野菜」が少ないか、ということなんです。
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それは、
①日本原産の野菜がほぼない(雨が少ない地域原産の野菜が多い)
②日本は高温多湿で、原産地の気候と大きく違う
③化学肥料を単位面積あたり世界一使ったために、土が固くなっている
ということがあげられると思います。
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どういうことかというと、
植物が持っているそもそもの性質があります。
それは、いくら種取りをしてその地域の気候に種を合わせていったとしても(品種改良)、
そもそもの性質を大きく変えることはできません。
年間降水量100㎜とかの地域が原産のトマトは、
いくら品種改良をしても、年間2000㎜の雨に耐えるのはしんどいんです。
雨が少ない地域が原産の野菜たちのおおくは、
雨が多い日本の土壌で育つには、条件が厳しすぎるわけです。
おまけに、日本では、ほどよい温度があるため、虫も活発に動きます。
そして、化学肥料を大量に使ったために、土が固くなり、水はけが悪くなり、そもそも、野菜や作物が育ちづらくなってしまっていることも多いんです。
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逆にいえば、
日本で「きれいで美味しい野菜」をつくる技術を確立することができれば、
世界でそれなりに応用していくことが可能になります。
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私たち”いかす”は、2017年に神奈川県平塚市で約1町歩の耕作放棄地を借りて新規就農しました。
新規就農ならではの、かなり条件が悪い畑でのスタートでした。
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そのなかで、
・最初につくったキャベツが、オーガニックエコフェスタという有機野菜の品評会でノミネート(準優勝くらい?!)されました。
・最初につくった玉ねぎが反収(1000㎡あたり)4トン取れました。日本の平均の収穫量くらいです。
・2作目につくったカブが、オーガニックエコフェスタで日本一になりました。
・4年間連作している露地のミニトマトが、去年も今年も反収で5トン前後収穫できました。露地のミニトマトの収穫量としてはスゴイです。
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もちろん、失敗(収穫が想定より低いこと)もありますが、それも含めて、どんどん畑はよくなってきています。
というか、失敗があるから、さらに技術が進んでいく、という感じです。
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そんな私たちの畑で、一緒に、農をまなびませんか?
いま、0.5%と言われている有機農業が30年後に25%になるようです。
チャンスしかない!
のか、ばかげている!
と思うのか。
ま、僕は、25%にいくそのプロセスも楽しみですけど、
なによりも、美味しい野菜の食卓にまみれて生きていきます。
そういう食卓が増えるといいなあ、と思っています。
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そんな学びの場、サステナブル・アグリカルチャー・スクールの無料説明会、という名の学びの場があります。
2月15日(火)19時半~21時半@オンライン
2月20日(日)13時~15時@平塚の畑
ご一緒しましょう!
詳細はこちらから。
https://www.icas.jp.net/farm/