たんじゅん交流会(神奈川1日目 アビオファーム)
2015.9.27(日)
9月18日
神奈川県相模原市にあるアビオファームで行われた「たんじゅん交流会」に参加してきた。
小雨まじりの中、近隣の有機農家さんやたんじゅん実践者、興味のある方ふくめて、20名くらいの参加者が集まった。
農園をめぐり林さんが、土や作物の状態をみて解説、今の状態がどうなっているのかを、仮説検証してくれた。
上は、剪定枝のチップにきのこ菌がまわっているところ。
まずは、周りの圃場の環境の把握をし、その土がどのように形成されてきたかを観察すること、
川が20メートル下に流れていることから、地下水位が低く、水はけの良い土地であることを把握する。そういった大きく圃場の条件を確認した上で、実際に畑の数箇所を1mくらい掘ってみて、土壌環境を把握してから、どんな作物をつくればよさそうなのかを判断する。
また、そこまで把握した上で、地域で手に入る有機物(例えば、アビオファームでは、剪定枝と廃菌床を使用)をどう使っていくか決めていく。
まめちゃん(農場の管理人の藤野さん)は、その基礎情報を把握した上で、1年間、チップを主原料にして、表面施用して少し混ぜ込むという方法を取りながら、たんじゅんを実践してきた。
林さんいわく、農場を管理しているひとの性格がでているという。まめちゃんの性格が素直なのでそのまま素直に畑が進化しているということでした。
確かに、圃場の土もやわらかく、1メートル50センチの棒もするすると入ってしまう。
土の団粒化もすすんでいて作物を素直に育っていた。
特に、サトイモは、よく出来ていた。また、オクラもマルさやの八丈おくらだと思うが、すでに2メートルを超えて素直に生育していた。
生姜などもうまくできていた。
夏の果菜類に関しては、もう少し、細やかな栽培技術や育苗技術などが上がってくると、畑とうまく連動してくるので、来年はより良いものができるのではなかろうか。
一通り、畑周りをおえると、近くの公民館に移って、林さんを囲み、たんじゅんの座学。
僕も、林さんの話を聞くのは、約1年ぶり。改めて聞いてみると、たくさん気づかされる点が多かった。
基礎的なたんじゅんのコンセプトから、全国をまわってみたの状況報告など、また実践者からの質問など非常に勉強になることが多かった。