SASインタビュー/「いかすに出会えたのは運命」
マイケルさんのサステナブル・アグリカルチャー・スクール(SAS)卒業生インタビューです。
マイケルは、リバプール出身のイギリス人。
染色職人やコメディアン?!などいろいろな楽しい心が躍ることをやり続けてきたら、農と食に辿り着いた人。
運命のように出会った”いかす”で一緒に学んで、いま、どんなことをしているのか?
インタビュー、ぜひ、ご覧ください。
農業を始めたきっかけを教えてください
11~12年前、奥さんが病気になってしまって。そこから勉強して、どうやって私たちの健康を守るか考えるようになった。
当時は奥さんも自分も今より太っていて、それで食べ物も全部注意して変えようと。それで有機野菜を取るようになった。
でもそうすると買い物がストレス。野菜を買うにしても、どんな農薬をかけて作ったのか。バスケットに入れようとして袋の裏を見ると、これ何?っていう、カタカナの恐ろしい言葉が並んでいるね。
回って出てくると、バスケットの中に、ほとんど何にも入っていない。
そうするうちに二人とも本当に前より変わって、東京のコンクリートよりも土と緑に戻りたいって思うようになった。
子供の時は農場でアルバイトもしていて、小さい時から自然に触れていたから、それも関係しているのかな。
引っ越しをすることにしたよ。
それで、茅ケ崎に引っ越してきた。
その後、安全な加工品を作りたいと思って、防腐剤や農薬を野菜にやってない土地を探したけれど、全然見つからない。
農業をやっている友達に相談をしたら「安全な加工品をつくるのはいいかもしれない、でも自分で作るなら農家にならないといけないよ」と言われて。
そこでサステナブル・アグリカルチャー・スクールを紹介してもらったんだ。
いかすのいいところは自然でやっているところ。無農薬だし、結構ハードだけど、いいものできるから、それでいいなって思って、通うことにしたよ。
SASで1年間学んで、良かったことは何ですか
美味しい野菜を自分の手で育てられたのが、一番嬉しかったよ。
あとは皆と出会えたのが嬉しかった。
今は一人でやっているから凄い寂しいよ。
あとは『いつ種をまいた』とか『どうやって育てた』とか、全部写真を撮っておいたから、それを今でも全部チェックして見ている。
ちょっと違うとうまくいかないから、よく見返しているよ。
「オレの胡椒」はどうやって出来たんですか
『オレの胡椒』はレストランで食事をしたときに、大きいガラスジャーの中にスライスのオレンジとレモンが入っているのを見かけたのがきっかけ。
奥さんに「あれなに、どうやって使うの?」と聞いたら「塩だよ」と言われて。
塩に果物を使うなんて聞いたこともなかったけれど、食べてみたら塩で、飲み物に入れても美味しいことがわかったの。
当時はペーストとかソースとか自分で作っていたから、これをヒントにして色々試してみた。
友達の畑にちょうどみかんの木が一つあって、作りたければ持って行っていいよって言ってくれて。
最初は味が足りなくて、唐辛子を混ぜて、でもまだなんか足りなくて。
粗い胡椒も混ぜてみたらこれ美味しいってなって。
色々やってみたら『オレの胡椒』になった。
友達に配ったら皆「美味しい美味しい」って言ってくれて。
それが嬉しかった。
『オレの胡椒』は、最初は奥さんのために作ったんだけど、今は無農薬のものにこだわって、安心して食べられるものを皆のために作っているよ。
皆が美味い美味いって言ってくれて、それが嬉しくて作っているから、今はもう趣味のようになっているかな。
東京にいた時の5倍くらい働いているけど、これはやめられないよ。
皆の健康を守れることがすごく嬉しい。
これからの展望を教えてください
いまのところは八百屋さんじゃないから、畑では材料の玉ねぎを作っているだけ。
それずーっと続けて1年間。おかげさまで。
加工品で次に作りたいのはドレッシングだね。おれの胡椒風味のドレッシング。ぴったりの味がね、もうちょっと集中してやらないとできないと思う。
いかすを紹介してもらって、おかげさまで、ここまで出来て。
奥さんと二人で楽しく頑張っているよ。
いかすに出会えたのはよかったよ、運命。
いかすにいって、私の人生の最後の大きいチャレンジが始まったよ。
ありがとう!
明るくて、笑い声の絶えないマイケルとのインタビュー。
これからも、どんどん笑い声が広がっていくことでしょう。
オレの胡椒は、Choice! CHIGASAKI、という未来の茅ケ崎を発信するブランドの1つに選ばれています。
これがまた、美味しい!
売り切れちゃうので、売っているうちに、ぜひ、食べてみてください!
マイケル・オレの胡椒のホームページはこちら!