私たちは、日々、農業を通して作物や土壌生態系それを取り巻く環境が
変化し育っていく姿を目の当たりにしています。
一般的には、土づくりとか、作物をつくると表現したりしますが、
本質的には、人間は、土を作ることは、できませんし、作物をつくることもできません。
作物は光合成した代謝産物の一部を根から放出し、
土壌生態系の生き物たちの活動を活性化します。
そして巡り巡ってそこから生み出された養分を作物は吸収していきます。
作物は、自らの意思で生態系に働きかけて、より生育しやすい環境を整えていきます。
私たちひとのできることは、この自然の営みを邪魔することなく、寄り添い
「いのち」の伸びていきたい方向にそっと、手を添えて後押しすること。
いわゆる病気や害虫とよばれ忌み嫌われる存在も、
普通の虫・菌としてただ存在し、勝手にバランスがとれていくように、
作物をとりまく環境の多様性を整えていくお手伝いをすること。
多様ないのちの存在と循環の中で、健康に生育すると
おいしくて 美しい 作物がたくさん とれるようになります。
そんな作物は、ひとの健康にも寄与します。
そして、調和のとれた畑や田んぼが増えることで、
サステナブルな農業が広がって、持続可能な社会を形成するきっかけになります。
たったひとつの小さなお野菜だけれども、
地球や宇宙につながっている未来の地球と子供たちのための作物を育んでいきます。
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