違いを生みだす違い!!
サステナブル・アグリカルチャー by 湘南オーガニック協議会
2019.7.13(土)
一見、おなじことをやってるようでも、
ちゃんと結果をだす人とそうでない人がいる。
どんな世界でもそうだと思う。
例えば、慣行でやっていようが、有機でやっていようが、自然農、自然農法、たんじゅん・・・
そんなの関係ない。
できちゃう人はできちゃうんです。よほど、与えられた土がずれてなければ。
いわゆる篤農家とか、センスのいい農家とか、圧倒的に稼いでいる農家さんとか、
最高の品種を作れる育種家とか。研究者でも現場で結果出せる人とか。
いるんですよね。
その人たちを観察してたり、お話を聞いてたりすると、確実にあるんです、
共通してもっている何か 「違いを生みだす違い」
例えば、トラクターで耕起すること、ひとつとっても、今後、どのようなことを起こしていきたいかで全然違った耕起の仕方をする。
浅く起こすのか、深く起こすのか、低速回転なのか、高速回転なのか? 水分状態・・・
たったそんなことでも起こることが変わってくる。
緑肥のすきこみ方で、発酵の方向にいくか、腐敗の方向にずれるかがきまり、
虫だらけになるか、良品ができるか決まる。
理に反したことすれば、確実に結果はあらわれちゃう。
例えば、炭素循環農法というのがあるけれど、これもよく誤解を生んでいる。
なんも考えず、「高炭素のものをすきこめばできるのね」って思いっきりなにも考えずすきこんで、
「あー、できない。この農法じゃできない。」
「それって本当ですか?」
「農法がわるいんですか?あなたのやり方が違うんですか?」
また、少し知ってる人だと、高炭素資材をすきこんだらとチッソ飢餓が起きて作物ができない、ナンセンスだという人もいる。
確かにそのままやればそうなりますね。
でも大切なのは、そういうことですか?
何を目指すんでしょうか?
何をしたいんでしょうか?
どんな世界を作りたいのでしょうか?
どうしたいんでしょう?
そのために、どんなアプローチがあるのでしょう?
どんな状態ですきこむか、どんな深さにすきこむか、
どういうタイミングで作物を作付するか?
シンプルにできる状態を整えればそんな失敗はない。
できない状態で、つくったら、できないんです。
なになにを使うからできるとか、
なになにを使うからできなとかはないんじゃないでしょうか?
何をつかってもできる。それが自然の理にそった「すべてをいかす」方向性で使えば。
特に、オーガニックには、そういった観察眼や、センスはとわれるんだけど。それをいったら、職人芸の世界になっちゃう。いずれは、長年やってれば、できるようになるとおもうんですが・・・・・・
それだと、時間がかかりすぎるし、そういうセンス・経験値依存を超えたい。
木村さんだからできる。川口さんだからできる。福岡さんだったらできる。○○さんだからできるを超えていかないといけないなーと。
だれでも、いって6~7割は、当たり前にできちゃって、あとのプラスアルファーは、プロになる人は、積めばいいし、家庭菜園でも経験値が上がれば、自然と上がってくる。
そんな状態にしていくためのヒントをこれから伝えていこうと思う。
ポイントは、やはり 土。
ベースの土壌生態系が整っちゃうと、ある程度、何を植えても、まいても、育っちゃう。
そんな生態系づくりのヒントもシェアしていこうと思います。