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たんじゅん野菜いかすの様子

毎週、木曜日は、兄弟会社でもあるたんじゅん野菜いかすにサポートに行く日。

朝9時に二宮駅に到着。

ぽんぽこファームの中村さんの畑からまず、様子を見ていく

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ニンジンの様子。一回、間引いた状態。

通路は、トレンチャーによる溝きりがしてあり、チップが充填してある。今年は、夏場に

2週間ほど、太陽熱マルチをかけて、生種で播種をした。現在のところ草も出ずニンジン優勢状態。間引き菜を食べてみたが

味も良かった。たんにすっきりした味わいだけでなく、若干うまみもある。ほぼ、間違いなく良いものができると確信。

 

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となりにあるのは、11月収穫のとうもろこし。間引きがおくれて、生育が弱いが、

昨年まで出来なかったとうもろこしが今年は、なかなかの勢いで推移。なんとか、小さい実がとれるか?

はたまた、最後まで推移してよい実がとれるか。楽しみでもある。まだムラがあるので、土の状態はまあまあ。

ただ、確実に進化していきている。来年は、期待できる。

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中村さんのトマトハウス。夏の最盛期。高温のため、成り疲れしたのと、花落ちしたので、

しばらく、収穫できてなかったトマト。ココに来て、最後のラストスパート。ミニは、鈴なりに成り出した。

若干赤くなった実を食べてみると、さすがに、涼しくなってきた時期だけあって、甘くて美味しい。

11月くらいまで楽しませてくれそうだ。

 

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次に渡辺さんの畑を巡回。

昨年、放置されていた畑を借りて、たんじゅんをはじめてた畑。

去年、2・7メートル間隔にトレンチャーで溝を切り、チップを充填。表面には、剪定枝のチップをまき

トラクターで耕起。その後、ソルゴーを撒きつけて、育てて土作り。

ことしに入って、夏撒きのニンジンと1本ねぎの畑にした。

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にんじんは、太陽熱マルチをかけてからの播種。

省力化をするため、シダーテープで8センチ間隔に種をセッティングして、播種。一部、出てないところもあるが

ほぼ、発芽、間引きがいらない状態で最終収穫まで持っていける。除草と間引きがいらないので、楽々の省力化技術。

このやり方なら、大規模にも対応できることを渡辺さん自身確信。来年はにんじんの圃場面積をひろげることも検討しているという。

 

 

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こちらは、1本ねぎ。少し深めの溝を掘って、1本ねぎを定植後チップで覆土というより

覆チップ(笑)その後、Qホーという初期除草の道具を使いながらこまめに除草をかねた土寄せ。もともと、放置されていた畑なので、

つる性の雑草がまだかなり見受けられる。今年草を抑えきって管理すれば、来年からは、かなり楽になるはず。渡辺さんの細やかな管理もあり

今年は、かなり草を抑えることが出来ていると思う。

1本ねぎの状態も調子が良い。いい感じの1本ねぎが今年はたくさん取れそうだ。ココからは、軟白部分がふえてくるので、しっかりと土寄せ

しながら管理していけば、まず、間違いなく美味しくて、きれいなねぎができると思われる。

 

わたなべさんの畑も中村さんの畑も今回の台風の大雨にも関わらず、土壌表面の団粒がまったく崩れていなかった。

特に、渡辺さんの畑は傾斜地にも関わらず、土が流れた後もなく、この畑の団粒化すすみ具合がそこからも見て取れる。

渡辺さん自身も昨年からの新規就農。新規でやるかたの良いモデルになるのではないかと思った。

 

■作付検討会にて

雨がかなり、降ってきたので、作業を早めに切り上げ、中村さんと宮原さんとで作付ミーティングをすることに

デニーズでお茶をしながらのミーティング。

今後、法人として畑を借りて行く際の初期のたんじゅんのための設定として、以下のようなプランでやるといいのかなーという意見がでたので

参考までに記しておきます。

例:秋から畑を借りられた場合。一年目はたんじゅんに変えるための土作りに当てて、次の年の秋からの作付を予定する場合。

①畑の履歴を確認(何に使われてきたのか?どんなやり方でやっていたのか? 資材などの)

②何箇所か一メートルくらい掘ってみて土壌の状態の観察。耕盤の有無や状態なども確認

③土壌診断をする

できれば、化学性の診断をして、状態を把握する。改良が必要な場合は、適宜対応

④物理性の確認。水はけ

【水はけが悪い場合】畑の周り及び、中に溝をきることも検討。周りならユンボ・畑の中ならトレンチャーによる溝きり、チップの充填なども

必要に応じてやっていく

【水はけが良い場合】耕盤のがあれば、サブソイラーはかけておきたい。

⑤土壌改良の具体的な手順。

秋、牛糞堆肥などを撒き、チップも表面にまいて、耕す。その後、えん麦を播種。えん麦による冬場の緑肥による育土。

春、えん麦をモア粉砕し、チップと、米ぬかなどを追加して耕す。

その後、5月になってからソルゴーの播種。ソルゴーできるだけ大きく育ててから、モアがけし、必要であれば、チップや米ぬかを追加して

耕す。ほぼ、これで、微生物の多様化と作物栽培に必要な養分循環量を確保していくためのベースを作り上げる。

【例1 秋作がたまねぎの場合】であれば、11月中旬まで間があるので、えん麦などをもう一度、つくって、10月初旬から中旬にすきこんでおく。

定植よりある程度前に、黒マルチをはって、地温を確保しておくと、チップや緑肥が有効化して、よりよいかもしれない。

【例2 秋からの キャベツ・ブロッコリー】 ソルゴーすきこみ後、定植の4週間まえくらいに、太陽熱マルチをかけておき、チップや緑肥を有効化しておく。除草対策にもなりよい。土が完全に出来上がるまでは、虫害が出る可能がある。初期はサンサンネットなどの資材を使ったり、または、プロの農家であれば、BT剤なども検討すればいいのではないか。

基本、連作をかけていくことを前提にし、毎年、キャベツがその圃場に入るように作付を設定する。

それにより、年々、キャベツの生態にあった土壌環境になっていくと予想できるので、虫害も無くなっていくし、秀品率が高まっていくと考えられる。

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